LPのCD化・・・懐かしかったり、嬉しかったり

今さら書くまでもないけど、私はLPを聴いて育ってきております。

所有していたLPレコードの数は200枚を少し超える程度と記憶してます。ま、大した数ではない。で、その9割がたがジャズでした。

それらLPレコードは結婚して、子供が生まれてからはスペース的にも苦しく、13年ほど前にほぼすべてを手放してしまいました。アナログのプレーヤーもクリーンセンターへ持ち込み。3種類くらい持っていたカートリッジは人にあげてしまいました。

それでも、どうしても手放し難かったLPが3枚ほど残っていて、そこに昨年ヤフオクで落とした師匠のLPが加わってトータル4枚のLPが聴くこともできないのに手元に残っていたのでした。

数年前からLPをCDに変換してくれるサービスをネット上で探していたのですが、割といいお値段のところばかり。1枚あたり5,000円、4枚で20,000円ってのは対価としては厳しかったのです。ま、手間がかかることは理解できるのですけれど。

先日、何気なく同様のサイトを探していたら見つけました。1枚あたり1,500円で変換してくれるところ。ファイル分割、無音部の編集までやってもらっても1,800円！

で、4枚のLPがCDとなって戻ってまいりました。お仕事としても素晴らしい仕上がり。

ジャケットの作成などは自分でやりました。そんな作業も嬉しいんですよ、こうなると。

まずはヤフオクで落とした、師匠のお若いころのLP。収録されているのはヴィラ=ロボスの「ハーモニカ協奏曲」、ロバート・ファーノンの「前奏曲と舞曲」、そして菅原明朗さんの「ハーモニカ協奏曲」。

ヴィラ=ロボスとファーノンはトミー・ライリーの録音が残っており所有していますが、師匠の演奏は一味違ったもの。菅原明朗さんの協奏曲は初めて聴くもの。いゃー、嬉しいです。これらの音源を聴くことができるって。

残りの3枚はジャズ・ヴォーカル。

左のジャケットは夭逝されたヴォーカリスト、鈴木博さんとベースの大御所鈴木勲さんのアルバム。確かいただきもの。

鈴木博さんには長生きしてほしかった。久しぶりに聴く歌声は、それはもう素晴らしいもの。まだ固く、こなれてない印象を受けるのですが（確かこれが初レコーディング）、このまま歌い続けていたら日本を代表するヴォーカリストになったであろうと思います。

アルバム全体としては、この時代の流行なのかな？スタンダードをしっとりと聴かせるのではなく、どうしても16で刻んでシンセサイザーが鳴り響く、そこにリズムとは別にジャコっぽいベースが絡む、みたいな(笑)。

残りの2枚はその昔ずいぶんと聴いていたロミ&ジョーカーズの1stと2ndアルバム。

簡単に説明すると、ロミちゃんをリードヴォーカルに、ピアノトリオが演奏しながらコーラス歌うというとても楽しいコーラスグループ。

国分寺のアレキサンダーや吉祥寺の赤いカラスで生で聴いていました。

そういえば、その昔まだ結婚したての頃、家内と旅行に出かけて、彼らが出演している名古屋キャッスルホテルに泊まってステージを聴きに行ったとき、僕ら二人にと「好きにならずにいられない」を歌っていただいたことを今でも覚えております。

この2枚は昔懐かしさでどうしてももう一度聴きたかったもの。

思い出というのは多少なりとも美化されているようで、CDになって戻ってきて冷静に聴くと、若々しさ・・・特に1stアルバムは若いなりの粗さというのも目立つものだなぁ、としみじみ。ま、それが若さってものかも。

これは車の中での愛聴盤になりそうです（昔もそうでした）。

ということで、4枚トータル7,200円で再び（初めて）聴くことができるようになったLPの音源たち。

この対価を高いと思うか、安いと思うか・・・それは当人の思い入れ次第というところ。私にとっては決して高いものではないと思っております。

いかがでしょう？

コメント 2

菅原明朗の孫です。
菅原明朗のどんなＣＤをお持ちですか？
出来ればお借りしたいです。ＣＤ化は自分で出来ます。
師匠って崎元譲さんでしょうか？
by 北島苑子 (2014-05-02 18:07) 

ご連絡ありがとうございます。
崎元先生に師事しております。
菅原明朗さんの曲は師匠のこのLPしか音源を所有しておりません。LPをお貸しするよりはCDをお渡しする方が楽です（デジタル化にご納得いただければですが）。これ以上の連絡はメールの方がよろしいかと思います。
[e-mail]（すべて半角にしてください）
までメールをいただけますでしょうか？
よろしくお願いします。
by ますみ (2014-05-02 18:18)