THE ART of HARMONICA : ハーモニカの芸術 [師匠のCD]
久しぶりに「師匠のCD」コーナーに追加。先日の(ってもう昨年ですが)忘年会でお話しをうかがったのですが、今年は2枚のCDを録音予定とのこと。ということで、昔のCDのことは書き終えておきましょう、ということで。
このハーモニカの芸術 はすべて無伴奏、クロマチック・ハーモニカだけの演奏が収められております。選ばれた曲はバッハの古典から現代曲まで。
私は常々ブログの中で「単音楽器は他の楽器と合わせてなんぼ」というような意味のことを書いておりますが、もちろん一部例外もあるのです。私も練習に取り入れている、バッハの「パルティータ イ短調 BWV1013」、つまりは「フルートのための無伴奏パルティータ」をハーモニカでここまで見事に演奏できるのだ、ということを知ったのはこのアルバムです。
もちろん、ハーモニカに限らず、バッハの無伴奏の一連の作品はピアノやギター以外でもソロで十分に芸術たり得ることを示してくれております。ただし、バッハの時代にハーモニカは存在しておりませんので。
ただ・・・、
自分のステージを無伴奏だけでやるとか・・・、それ以前に無伴奏ものを人前で演じるというのはかなりの力量と、それ以上に勇気がいるのです。・・・たぶん滅多のことでは私はやらないのです。
だって、こんなに素晴らしいアルバムがあるのですから、こちらを聴いてくださいよ、ねぇ。
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