メンテナンスBOX

コンサートのときは必ず修理に対応できるように修理道具入れを持っていってます。

で、この「修理箱」に関する問い合わせも多いので、写真で説明・・・とその前に、私のメンテBOXに入っているこれなーんだ？

ハーモニカの形をしたペンケースです。中身は最後のお楽しみ。

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ホーナー純正の「サービスキット（税抜定価12,000円）」ってのがコレ。で、まず問い合わせがあるのがこれの中身です。確かに12,000円払うんだから何入っているか知りたいのは当たり前。ここはメーカーさんなりモリダイラさんなりに努力していただきたい。で、コレに入っているのが、こんなものたち。

 
バルブです。こんな紙袋に入ってます。バルブセットのみの販売（税抜3,500円）もされており、これは最近買ったもの。私の使用するシルバー・コンチェルトの場合1番穴のバルブばかり消耗して、それが袋に書いてある19ってやつ。で、それだけは売ってないので、全部買うことになる。ちと納得いかない。ちなみにこのままでは作業性が悪いので、

てな具合にチャック付のビニール袋に入れ替えて番号を油性マジックで書いてます。

次いで、このバルブをリードプレートに貼り付ける接着剤。

まぁ、サービスが良いというか、おそらく死ぬまで使い切ることはないような量が入ってます。赤い色の接着剤です。

で、これ。

ちょっとピンぼけですが、一番上がリードをやすりで削る際にリードの下に差し込んで支えるためのプレート。それ以外にもバルブの状態見るときとか、なかなか役に立ちます。
2番目は吹音側、つまり内側のリードの根元を削るときに使う尖った棒。3番目は内側のリードの先を削るためにマウスピース側から差し込んでリードを外側に押し出すのに使う曲がったプレート。シルバーはリードプレートが外せるのでこの2つは必要ありません。
で、一番手前がマイナス・ドライバー。これは普通に売ってるもので問題なし・・・っつうかまったく普通のもの。
ここいらへんの道具の使用方法詳細はまたの機会に。

で、やすりですが、純正品がないので現在使用中のものを。

2本ありますが深い意味は無く、下の黒いのを使ってます。蒲鉾型・・・つまり片面が丸く曲面になっています。目は一番細かいものを使用しています。最初、上の両面平のものを買ったのですが、根元を削るときに使いづらいので下の写真のものを買いました。上のは捨ててないだけ。
ちなみに純正で付属していたものはこの数倍も大きく、目も粗いもので、とても小さなリードを削るものとは思えませんでした。その後、ボディの木を削るのに使用したり・・・。

これ以外に純正キットには小さなシリコーンオイル、エタノール、小さな布切れが入っていたように記憶しています。オイル以外は使えません。

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で、ここからが私のオプション仕様。

予備のスプリングとゴムチューブたち。スプリングは3オクターブ用のものです。お店で税抜500円で取り寄せてもらえるので、持っていた方が安心です。初めてコンテストに出た当日、本番用のハード・ボッパーのスプリングが折れて青くなったことがあります。ま、その日は予備の楽器・・・リードが折れかかってたんですが・・・で事なきを得たのですが。
ゴムチューブは切ってプレート固定用のネジカバーに使います。太さが数種類。シルバーは一番下の一番太いのを使用します。これらは全て釣具店で購入したもの。釣具店には素材、太さ、色（関係ないけど）など数種類のものが置いてあり、値段も安いのでお勧めです。

前回オイルのおはなしで書いたシリコーンオイル in 目薬入れ。

 
分解掃除のときに使う金管楽器用マウスピースブラシ(S) by YAMAHA。

メンテに関係ないんだけど、イヤホン型のメトロノーム。

で、メンテBOXには入ってない・・・というか入らないんだけど、

KORGのクロマチックチューナーCA-30を必要に応じて持っていきます。

写真が無かったけど、消毒用エタノールと楽器を拭くためのタオルもしくは相当品は必需品。

で、最後に問題の答え、

見てもわからないかも・・・。シルバー・コンチェルト用のリードプレート（税抜15,000円）です。やっぱ持ってないと不安です。でも、270の時と違って長持ちしてて、前回のプレートは1年と2ヶ月ほどもちました。

で、それら全てを入れる容器

ダイソー製税抜100円です。

参考になりました？12,000円ってのはちと高いと思いますが、ま、必要であればいたし方ないのかな？とは思います。もっとも純正品だけだと使い物にならないので、手を加える必要もあります。
ま、シルバー・コンチェルトという長く付き合う必要のある楽器だからメンテも必要な訳で、あまりメンテばかりに意識と時間を割くのはいかがなものかと思います。

ご意見、ご質問などありましたらコメントどうぞ。