吉松隆:忘れっぽい天使 [師匠のCD]
- アーティスト: 崎元譲, 芳志戸幹雄, 沼田園子, 山田百子, 百武由紀, 丸山泰雄, 白石光隆, 御喜美江, 吉松隆
- 出版社/メーカー: カメラータ東京
- 発売日: 1999/04/25
- メディア: CD
今や日本を代表する作曲家、吉松隆さん。慶應義塾大学工学部中退と、音楽大学ではなく独学で音楽を学び、今日に至っているわけで、いやこれは「あやかりたい」というものです。我が師匠とは吉松さんが若い頃・・・まだ今のような売れっ子ではない頃からの知り合いで、アルバムタイトルとなっている「忘れっぽい天使」は氏が25歳の頃、いわさきちひろ美術館で開催されたコンサートで発表、師匠が初演いたしました、というか師匠のために作曲された曲なのです。そのコンサートの話やその頃の吉松さんの話は師匠から幾度かうかがったこともあり、そういえばその頃、同じシリーズのものか忘れましたが、渡辺香津美さんのコンサートをいわさきちひろ美術館に聴きにいったことを思い出したりしてました。
このアルバムに収められた吉松さんの曲たちは初期の頃の数曲を除き、皆優しい響きを持ったわかりやすいメロディで、とても愛すべきアルバムとなっています。これらの吉松作品は当人の手によっていくつかのアレンジが残されており、ここに収められた曲以外にも何曲かのハーモニカアレンジが存在します。どの曲も皆、ハーモニカのために書かれたかのように素直に演奏でき、自然に心にしみてくる名曲ばかりです。
アルバムジャケットはクレーの絵。吉松氏はこの絵に触発されて作曲したのだそうです。
私のレパートリー
実は吉松隆さんの曲は何回も演奏しています(本館の演奏記録をみてやってください)。特にギターとデュオのコンサートのときは困ったときの吉松さんという状態。始めて聴いた人にもとてもわかりやすい曲なので、重宝いたしました。
-
4つの小さな夢の歌
-
リムセ
-
ベルベットワルツ
これ以外にアルバムには収められていませんが、優しき玩具の中から
-
朝の歌
-
水色のアリオーソ
-
L嬢の肖像
-
アーノルド氏のオルゴール
などを演奏しております。もう聞き飽きたなんて言わないでね。
コメント 0