「トレド」にあこがれて [朝練]
間もなくかりんアフタヌーンコンサートでございます。
当然といえば当然ですが、このところコンサートの予定曲ばかりを練習しております。
で、予定曲の中には「トレド」と「セレナーデ」も含まれておりまして、このうち「セレナーデ」に関してはコンサートのためというより、普段の練習の一環として続けていた時期がありました。
これだけ舌を動かす曲もそうそう他にはないし(笑)。
「トレド」も、譜面をいただいた頃にはずいぶん練習したのですが、それを過ぎると普段の練習でやってみることはそんなにありません。
日常の練習という意味では他にもっと良い題材は山ほどあるし、これは他の演奏者の方も同様ではないかな?
ただ、今年はそれなりに練習しました。
まず5月の門天で演奏するために練習。そして今月のコンサートのために練習。・・・もう一度細かな部分を丁寧に練習してみました。
自分がクロマチック・ハーモニカを始めて「この曲が吹けるようになりたい!」と思ったのは師匠が演奏する「トレド」でした。生ではFIHのコンテストにゲストで出られた際の演奏。テレビでは確か「題名のない音楽会」でオーケストラをバックに演奏された姿。
このテレビの様子はVHS(古い・・・)のテープが擦り切れるほどに繰り返し見たものでした。
今、ハーモニカが絶滅危惧種だ、と言われる中、自分が演奏を続けるうえで少しでも他の人に「あこがれ」をもって聴いていただける演奏ができているのかな?などと思い、プログラムに極力「トレド」を取り入れ、自分の演奏ももう一度見直そうとしています。
それが少しでもハーモニカを愛好する人を増やし、ひとつの目標として「トレド」を演奏できるまでに上達したいと思っていただければこんなに嬉しいことはない、などと考えているのです。
ということで、今朝の練習メニューはコンサート前半のプログラム。
♪スケール
♪風-さびしくて
♪美しいあしたを
♪セレナーデ
♪紅葉
♪トレド
現実的な話をすれば、「トレド」よりもよほど難しい曲が山ほどあります。でも「トレド」ほど「あこがれ」をもって聴いていただける曲ってないのじゃないかな?などと、自らの経験をもとに考えているのです。
いかがでしょう?
ハーモニカって、絶滅危惧種と言われてるんですか?
確かに…。最近、そう思います。
by Katsuya (2012-11-13 23:15)
>Katsuyaさん
絶滅危惧種ですよ。トミー・ライリーが亡くなって、トゥーツもかなりなお歳で、じゃ、それに代わるスターは?って、出てきそうにないし、底辺も広がってそうで実はそうでもない。どうすれば広がっていくんでしょうかね?音楽的なレベルの底上げと必要なんだとも思ってます。
by ますみ (2012-11-14 23:13)