初期出荷時のリードプレートの状態に関する考察 [雑感]
珍しく日曜日にブログ書いてます。平日の昼休みは当分ブログには使えそうにないので。
さて、今日はまじめに新しいリードプレートの品質に関して考えてみたいと思います。
先週、シルバーコンチェルトのリードプレートを交換しました。写真はその新しいリードプレート。さすがに美しい。ちなみに1年以上使用したリードプレートは汚くて、とてもお見せできるものではございません。
新しいリードプレートを1週間使ってみて・・・実際には翌日からもう分かっていたことですが・・・そのままではとても使い物になりません。
リードギャップが全体に狭く調整されており、少し強く吹く(吸う)と詰まってしまいます。せっかくだから演奏できなかった曲をリストアップすると、「トレド」・・・グリッサンドは言わずもがな、ど頭の三連符後のFすら出ない。「ロシアの踊り」・・・言うまでもないですな。
ということで昨日、全体に広げる方向で調整しました。(1)Dだけは狭めましたけど。
まぁ、シルバーコンチェルトなんざ初心者が使うわけないので問題はないのかもしれません。
もうひとつ、素材的、技術的に考えると、シルバーつまり金属ボディの場合、密閉度が高いため、木製ボディの楽器と同じ調整を行うとリードにかかる負荷が大きすぎるのかもしれません。
ついでに、楽器として組み上がっているものであれば出荷前にテストもできますが、リードプレート単体ではおそらくテストもできないでしょう(これが一番の理由かと思ってます)。
それにしても、HOHNERさんに誰からもアドバイスないのかな?
私らみたいな古株にとっては「そんなもの」で済むのですが、せっかくプレート交換可能な機種も増えているのに、ラインオフの状態ではとても使えないってのはメーカーさんにとっては非常にもったいないことだと思っているのですが。
・・・そうは言っても、私も見た目だけで判断できるものではなく、実際にボディに取り付けて、音を出してみないと調整できるものではないんですけどね。
なんて、こんなことを書いちゃうと、自分でプレート交換に挑戦する人が減って、つまりはハーモニカ人口が減少しちゃったりするのかな、なんて心配もしてますけど。
リードプレート交換する際は上に書いたようなことをある程度覚悟して取り組む必要がある、ということだけは書いておこうと思います。
でもって、あきらめずに自分好みに調整できるようになると楽しくなってくるかも・・・私自身は時間の無駄だと思ってますけど>メンテの時間・・・年寄りには時間は速く過ぎ去っていきますので(笑)。
写真見た目、バルブが曲がってるように見えるんですが…
もしかしたら、部品の交換は、リペアマンがやってくれることを前提にしてるのかな?
by Katsuya (2012-04-22 23:15)
あ、ホントだ。これは写真のマジックというか目の錯覚というか。さすがに曲がってはいません。
リードプレート交換するような人はメンテもできるってのが前提なのかもしれないですね。
by ますみ (2012-04-23 08:20)
お久しぶりです。数年前にクロマチック・ハーモニカを始めようとしてアドバイスを頂いたものです。その節はありがとうございました。
この投稿で「新しいリードプレートのギャップが狭かったので広げた」ということをお書きになっておられますが、具体的にはどうされたのでしょうか?
実は私も(安物のハーモニカですが)リードプレートを交換したところ、おっしゃるように調整不足なのか高域で音詰まりや音程不良などが発生しています。
お忙しいところ恐縮ですが、ご教示いただければ幸いです。
by PicksClicks (2014-03-22 10:31)