カドはたてない [雑感]
マッサージ明けの3連休も終わり、徐々に肩が固まりつつある社会復帰初日。
3連休初日はすみだトリフォニーで、おそらく14年ぶりの生トゥーツを聴いてきました。
コンサートの内容はすでに様々な人たちが様々な形で伝えているし、セットリストもいろんな人たちがアップしているから、ここは割愛。
トゥーツの暖かい人柄、歌心が聴衆に伝わり、最後はスタンディングオベイションになる、とても素敵なコンサートだったのだと思います。
生トゥーツを初めて聴くことができたのは原宿クエストホール。もう18年も前のことになります。
今年89歳なわけだから、そのころすでに71歳だったんだ!と、今更ながら驚いてみたり。
翌年はオーチャードホールで再会し、その後2回ほど移転前のブルーノートに聴きに行き、最後に聴いたのが75歳。
そういえば、その時に持っていたメロートーンにサインももらったっけ。
音楽を聴く、という行為に何を求めるのかってのは人それぞれに違っているし、それが「ジャズ」なのか「ハーモニカ」なのか・・・もちろんその両方のバランスだったりするのだと思います。
今回、ほぼ満席(当日券もあったけど)のお客様は30年前の「ジャズ」を求めているわけでもなく、15年前の「ジャズ」を求めているわけでもなく、「トゥーツ」を待ちわびていたわけで、そういった意味ではトゥーツの人柄、音楽性、歌心が伝わる本当に素晴らしいコンサートだったと思います。
ハーモニカ吹きの末席を汚すものとして言わせてもらえば、素晴らしい音で、音色を大事にしていることがひしひしと伝わってきました。
当初は行かないつもりだったのを、突然思い立ってチケット買って、生で聴くことができたことは幸せだったのだと思います。
少しだけ引っかかっているのは・・・、
昔ながらの「ジャズ」という音楽・・・そんなジャンル分けに意味はないのだろうけれど・・・は終わりの時を迎えつつあるのかもしれないなぁ、ということ。そんなものとっくに終わっているという意見もあるでしょうが・・・。
そんなほろ苦さをかみしめていた残りの連休2日間でした。
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