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ハーモニカの高音域の取り扱い [朝練]

Brahms: String Quartet in Cm No1, Op51/1; String Quartet in Am No2, Op51/2 ここ数日の花粉の飛散量は相当なものらしく、おかげさまで昨日から鼻の穴に火箸を突っ込んでいるかのように熱く痛くなっております。もっとも、火箸を突っ込んだことはございませんが。

さて、ここ数日の練習で中心となっているのはフレデリック・ハンド
♪感謝の詩篇
という作品でございます。

オリジナルはフルート+ギターのために書かれた作品で、ドラマチックなとても素晴らしい作品だと思います。

譜面自体はずいぶん前から手元にあったのですが、なかなか演奏する機会には恵まれませんでした。で、これを取り出して練習しているわけなんですが・・・。

この曲、前半部でかなり高い音を多用します。

hand.gif

長いゆっくりとしたギターのイントロの後に、無伴奏で登場するフルートのフレーズは上記のように11G(9)D11G(9)Dなどという音から始まるのです。それも指定はフォルテ。

クロマチック・ハーモニカはフルートと同じ音域を演奏できるのですが、9番穴から上の音域・・・つまり最も高い1オクターブはフルートよりも楽に出すことができると思っています。特にピアニッシモで当該音域を演奏しろ、とフルートに望むにはそれなりのテクニックを要するはずです。バッハ/グノーの『アヴェ・マリア』の繰り返しの後、オクターブ上でpが3つという指示の箇所など、ハーモニカの方が何倍も楽に演奏できます。

ただ、ハンドのこの曲のオリジナルはフルート。でもって指示はフォルテ。当然、フルートの高音域の明るく元気の良い音を狙って書かれていると思われます。じゃ、ハーモニカだとどうか?

フォルテの指示そのままに力一杯吹くと・・・これがうるさいのですよ。

元々、高音の周波数成分を多く含んだ楽器の高音域ですから、乱暴に演奏するとそのまま金属音のような響きになってしまいます。また、この音域は音が転びやすく、ちょっとでも気を抜くと余所の音が混ざります。ということで、いかにこの出だしのフレーズを美しく響かせることが肝要なのです。

おそらく、他の曲を演奏するときにも当然大事になってくることなので、最近はそこに意識を集中して、高音でもなるべく太い芯があり、丸い音が出せるように練習しております。

あ、ちなみに当然のことながらタングブロックで演奏してますよ。パッカーだとこの音域はかなりきつい音になり勝ちです。


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