クラシックファンがNW-S756を1か月使ってみて

SONY NW-S756/Bを使い始めて1か月。ここら辺で再び使用感など書いてみようかと思います。

前提として・・・私が聴くのはクラシック。アルバム単位での鑑賞になるので、余計な機能は使わずに基本フォルダー管理。使用環境としてはほぼ電車の中。それも満員にはならないので鉄橋やらで騒がしい武蔵野線。

ファイル形式はwma 128kbps。ま、MP3でも大して変わらんでしょ。

大満足です。

とにかくノイズキャンセリングの効果が極めて高く、クラシック聴くにはこれしかない！と感じております。

クラシック、特にオーケストラものなんぞ聴くためにはピアニッシモの音がきっちりと聞こえてほしいわけで、かといってピアニッシモに合わせてボリューム設定したらフォルテッシモで悶絶することになります。マーラーなんかえらいことになりまっせ。

これまでは半ばあきらめていたピアニッシモの、それも低音弦の動きがきっちりと聞こえるのですよ、これ。

ノイズキャンセリングを切るとわかるのは、この機能が電車の騒音、特に低音騒音をかなりの部分消してくれていること。おかげさまで低音弦の動きがはっきりと見えてくるのですな。

 たとえば昨日の帰りに聴いた「悲愴」の低音弦たちの動きが聞こえてくるわけで、これまでとはまったく違った曲に思えてくるわけです。

それが聞こえない場合は高音部の旋律ばかりが耳に入ってくることになるわけで、これでは音楽の楽しみの半分以上を捨てているようなもの。この機種にしてようやくこのアルバムの価値を享受できたというようなもの。

そういった意味では本当に大満足しております。

音質の面でも必要にして十分なレベルにあると思います。

ついでながら電池の持ちも十分。

月に1度くらい新しいCDを取り込むためにPCにUSB接続することになるのですが、その際の充電でかなりの部分をまかなっているのか、これまでで充電目的で接続したのは購入時以外は一昨日の1度だけ。

と、まぁ手放しで褒めていますが、これはあくまでもクラシックを聴く人間の感想。他のジャンルを聴く方にはまた違った感じ方・・・操作性を含めて・・・があると思います。

でも、ほとんどのクチコミ情報にクラシックファンのものはないから、数少ないクラシックファンの方にはお役に立たないかしら？・・・なんて。